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2006年10月20日
ドラマ版「のだめカンタービレ」について
珍しくテレビドラマネタを。しかも月9だよ。うひょー。
ドラマの1回目というものを踏んでしまうと惰性で延々つきあってしまうことになりがちなので、なるべく避けているのだが、「のだめカンタービレ」の初回放送をついつい観てしまったんで、気になったことを書き留めておきたい。
ていうか、原作をガッツリ読んであるんで、珍しく流行モノについて語れるのが嬉しい。
この欲望を押しとどめることができない。ネタバレは避けるんでどうかひとつ。
まず、脚本・構成について。
舞台設定は概ね原作通りだが、コミック版では紆余曲折を経て徐々に揃っていく登場人物を最初にサクッと勢揃いさせてしまったので、それぞれのキャラが立っていかない恐れがある。
原作の面白さは脇役に負うところが大きいと思っているのだが、そのあたりを十分伝えきれないまま終わってしまっては勿体ない気がする。
1クールで収めるためにはどうしようもないのかもしれないけど。
次に、演出面について。
CGでハートマークを出して「フォーリンラブ」を表現したり、特殊効果を多用して原作のコマををそのまま再現したりするのは「原作に忠実」といえば聞こえはいいが、テレビドラマとしては負けといえないこともないのではないか。
「漫符」を直で使うんだったらアニメでいいじゃん、みたいなことにもなりかねない(実際アニメ版も制作されるらしいが)。
意地悪な見方をすれば、演技力とかアイデアの不足をごまかしてるようにも見える。
このあたり、原作者的にはどうなのよと思ったのだが、満足してるみたいで拍子抜けした。ま、例え不満があっても書かねえだろうけど。
一方、味わい深かったのは豊原功補のポジション。
同じ月9でしかも音楽がテーマという「ロングバケーション」ではキムタクの恋敵だったのが、今度は指導者。
「ロンバケ」でいえば森本レオですよ。キャラは随分違うけれども。
時の流れを感じずにはいられない。って、10年経ってるのか。ひぃ。
まあ、色々と文句を書いたものの、伊武雅刀と竹中直人(この二人のキャスティングは反則)を人質に取られてる以上、今後も観ていかざるをえないと感じてるんだけれども。
あ、俺のドラマ評の方は続かないのでご安心を。
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投稿者 nagakushitan : 2006年10月20日 20:46
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